塾講師に必要な能力は?

勉強を教えるのだから、指導する教科に関する深い知識や、上手な教え方が必要。もちろん、そうした能力があるに越したことはないのですが、それらは研修などを通し入社してからでも、十分身につくものです。即戦力として求められているケースを除けば、入社に当たって指導力は最優先の事項ではないと考えていいでしょう。

むしろ、求められるのはコミュニケーション能力です。必要なことがらを相手に正確に伝える力、そして相手の話をしっかりと聞き取り、理解できる力が重要になります。これがあれば、子どもたちを目標に向けて導いていくことができます。

それ以外には、たとえば時間管理力が挙げられます。とくに中学受験の指導は、段階を踏んで子どもたちの力を積み上げていくのが基本です。どこか1段でも狂えば、それを取り戻すのに無理や無駄が生じてしまう。保護者の信用を失うことにもなりかねません。

意外と思われるかもしれませんが、“協働力”というのも必要です。国語、算数、理科、社会、それぞれの教科の指導者が力を合わせて、一人の子どもの能力を伸ばしていくのですから、「自分のやり方こうだから」とか「他の教科は関係ない」ではいかないわけです。子どもたちのメンタル面での指導などでは、とくに協力し合うことが重要になります。