うまい叱り方

褒めると対になる「叱る」も同じくらい子どもたちの指導には重要です。授業中だけでなく授業外でも、塾講師であれば生徒を叱らなくてはいけない場面は多くあります。教えているのが小学生なら、なおさらのことでしょう。

その「叱り方」にもコツがあります。

何よりも、「叱る」と「怒(おこ)る」はまったくの別物であると認識しましょう。感情にまかせて言葉を発するのが「怒る」。この場合、子どもたちは恐怖を感じたり、反発を覚えたりします。いずれにしろ、気持ちが前向きになることはありません。

一方、「叱る」は子どもたちにそれをしてはいけない理由を説く行為です。理由そのものを考えさせることもあります。当然ながら、「叱る内容(何について叱っているのか具体的に示す)」と「どうしてもらいたいかのポイント」を整理しておく必要があります。このように、叱るのは簡単ではないのです。

叱るタイミングも重要です。子どもたちを叱らなくてはいけない場面が生じたら、時間をおかずに注意しましょう。さらに、公平さも忘れてはいけません。人によって、叱ったり叱らなかったりではダメ。叱る限りはできるだけ公平になるよう注意しましょう。そのうえで……叱った生徒が反省し、同じミスをしなくなったら、それを評価してあげましょう